クロレラ
〈前置き〉
クロレラとは、1890年にオランダ人の研究者がイギリスで発見されたみどり色をした藻の仲間です。その光合成能力や栄養豊富な点に注目が集まり、未来の食糧資源として盛んに研究がされてきました。現在も世界各国の研究者がその研究にあたっており、食経験も研究も歴史ある素材と言えます。
以下はクロレラに含まれる栄養素と量です。
クロレラは免疫能を向上させるなどの効能がうたわれているが、人間に対する有効性を示す信頼できる臨床データはまだ不十分であると言えるだろう。しかし基礎研究レベルでは抗ウイルス、抗ガン、免疫賦活、糖尿病予防の各作用が認められている。疾患で言えば、高血圧と高コレステロール血症、肝機能改善などが言われている。
ビタミンKを含みますので、ワーファリンを内服されている方はワーファリンの効果を低下させるため摂取は控えてください。
《総括》
クロレラはミネラル成分が豊富であり、海藻類を摂取するという考え方ではとても有効なものであると言えるだろう。
体の免疫力を向上させる効果はあると考えるが、「病気と闘う免疫力を整える」「細胞の働きを活発にする」「排毒・解毒作用」・「高血圧・動脈硬化の予防」「肝臓・腎臓の働きを活発にする」などについては信憑性は評価しにくいというのが現状です。
しかし、ミネラル豊富なクロレラを摂取し、栄養バランスを調整することはとてもいいことです。病気を治すために摂取するのではなく、日々の食生活でバランス良く食事摂取ができていない人にとって推奨されるべきサプリメントであると言えるでしょう。
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